シューマッハが引退を発表してからついに最後のレースがやってきました。
シューマッハを一目見ようと行った鈴鹿で、エンジントラブルリタイヤによって絶望的になっていたけど、わずかな希望を信じて、予選から見ました。
予選は日本GPのようにやはりフェラーリがダントツで速かった。
でも、最終予選でシューマッハにまたもやトラブル発生!!
エンジン交換は免れたようだけど、10位スタートでますます、総合優勝が難しくなった。
なんか日本GPから勝利の女神に見放された感じでしたね。
そしていよいよ決勝スタート、10位スタートなのに早々と6位まで順位を上げたから、
これは優勝して、アロンソのリタイヤを待つのみって思った!
しかし!今度はフィジケラを抜く時にタイヤをパンクさせちゃって、緊急ピットインして最下位からのスタート。。。
これでもう諦めました(;_;)これも時代の流れを感じる。
(今回もフジのバカなやり取りにむかついた!!一つはシューマッハの緊急ピットから出た時にマッサが丁度前にいてこれを「一周のビハインド」って連呼してたけど、ピットインしてる間に給油も済ましてるから、マッサより早く給油したって考えると半周ぐらいのビハインドであることは普通分かるだろ。もう一つウザイのが永井の琢磨のタイムとシューマッハのタイムを執拗に比べてたこと!確かに今日の琢磨は速かったし、同じ1分14秒の周があったけど、琢磨のいいタイムとシューマッハが他のドライバーとバトルしてる時のタイムを比べてもしょうがないだろ・・・それで調子こいて、次々にタイム比較しだすし。。。「お前何年F1みてんだよ!」ってつっこみたくなる!)
レースはこのまま終わるのかと思ったら、シューマッハがまだやる気で、次々と抜きまくっていった!
後半はシューマッハのバトルが多くて意外に面白かった。一人だけ異次元の速さだったから、このままいったら「2位ぐらいになって→アロンソがリタイヤして→久々のチームオーダーを発動して→独走のマッサがシューマッハに1位を譲って→ダブルタイトル!!」
っていうのをちょっとだけ期待してた。
まぁ現実は前のマシンを抜く時にロスが生じるから、妄想でしかないけど。
それにしてもシューマッハのバイタリティはすごいわぁ。
こんな逆境のなかベストを尽くす走りをみて感動しました。
あんたはプロだ!
結局レースはマッサの母国GP優勝で、アロンソの年間王者決定。
まぁ妥当なシナリオだな。マッサの表彰台とともに流れるブラジル国歌に感動した。やっぱ母国GPを特別だな。
最後にシューマッハについて
思えば最初F1を見始めたときは特にシューマッハのファンってわけじゃなかった。
03年の時の苦戦したシーズンから応援するようになって、アロンソが出てきてからより応援するようになった(今年は特に)。
どこかの記事に書いてたけど、シューマッハ以前のセナとかプロストとかは自分のドライビングに重きを置いてた。でもシューマッハは勝つために総合力を追求した。ドライバーの仕事だけじゃなくて、チームとかマシンもタイヤもなんでも追求する。彼がいち早くそれを確立したから、2000年代前半の圧倒的な強さがあったんだと思う。(ライコネンにチームをまとめられるかどうか不安だ。http://chiebukuro.yahoo.co.jp/service/question_detail.php?queId=9674112)
もう当分シューマッハのような天才はでないだろうなぁ。その点で孔明とちょっとだぶる。
強かったときは特に何も感じないけど、いざ引退するとなるとやっぱり寂しい。
俺が言えるのは
「お疲れ様でした」と
「いいレースをありがとう」ぐらいですね。。。